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ささやかな贅沢


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 今年も、ボジョレーヌーボーが解禁となりました。

 以前は自分には全く関係ないことでしたが、加齢により寝つきが悪くなった数年前から、楽しみになりました。

 先日はコンビニで赤を買って賞味、本日は飲む機会が少ない白を買いました。
 通常は寝がけの御供はコンビニの安いペットボトルのワイン、自分へのご褒美に少し奮発しました。

 カテゴリはやや無理がありますが、このニュースを見聞すると、今年も残り少ないことを感じます。

 平成最後となるボジョレーヌーボーのコルクと瓶は、記念にとっておこうかと思っています。


by nene_rui-morana | 2018-11-26 15:49 | 季節の風物詩 | Comments(0)

名工の明治

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  [副 題] 工芸館開館40周年記念所蔵作品展  [見学日] 2018年3月27日(火)


  [会 場] 東京国立近代美術館工芸館



 2018年の桜の季節には、北の丸公園界隈で注目の展覧会がいくつも開催された。

 本展覧会の情報は新聞で知る。年度末のとりわけ多忙な時期だが、本展覧会では見る機会の少ない名品が公開されるようなので、諸般をやりくりして時間をつくり、お花見も兼ねて足を運んだ。

 特別公開されていた皇居乾通りや北の丸公園の桜を見た後、かなり疲れた足を引きずって会場へと向かう。

 会場は旧近衛師団司令部庁舎、自分の中学高校はここより近い場所にあったので、遠目から何度も目にしていたが、建物内に入るのは今回が初めてだった。

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Ⅰ.明治の技の最高峰-帝室技芸員

 スタートから明治技芸員の作品が見られて感激、高浮彫からアール・ヌーボー風まで展示は多彩、小さな作品もあったが煌びやかで見事な造形に魅了された。

板谷波山、初代宮川香山、香川勝広の作品は複数の他所で見ている。

 海野清作【彩金三ノ鼓並雲鶴紋打敷】【和琴 琵琶 笙並袋 毛彫銀板台】に注目、先述の波山の息子とのことだった。



Ⅱ.明治の名工-鈴木長吉と≪十二の鷹≫

 本展覧会の目玉、鈴木長吉の【十二の鷹】のが展示されている。もちろん触れないが、ガラスケースではなく触れる位置で鑑賞することが出来て非常に嬉しかった。羽の質感、様々なポーズ、一羽一羽に魂が宿っているようだった。

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 本作品は明治26(1893)年に開催されたシカゴ・コロンブス世界博覧会で発表され、絶賛を浴びた。それから125年、修復を終えて今回、お披露目が実現した。

 昔の写真、見どころのパネル、X線写真なども展示されていた。



Ⅲ.技の展開と新風

 聞いた名、初めて知る名、本章の展示にも見事な造形に魅せられた。作者の香取秀真や六角紫水は、1925年に設立された「工芸済々会」のメンバーとのこと、この団体について調べてみたが残念ながら詳しいことは分からなかった。

 平田郷平作【桜梅の少将】はそこに立っているようだった。

 平松宏春作【金具 白狐】は緻密な毛並の表現を拡大鏡でじっくり鑑賞した。

 本章にも海野清や板谷波山の作品が展示されていた。


 

Ⅳ.技と護る・受け継ぐ-戦後の工芸保護政策と、今日の技と表現

 本章に展示されているのは太平洋戦争期から今世紀初めまでに制作された作品、作者は知らない人が多いが、技は間違いなく継承されていることを実感した。展示作品と作者の中から、間違いなく将来、重文や人間国宝が誕生するだろう。

個人的には、松田権六作【蒔絵螺鈿有識文飾箱】、秋山逸生作【輪花文縞黒檀印箱】、飯塚琅玕斎作【花籃 あんこう】、勝城蒼鳳作【波千鳥編盛籃 溪流】などに注目した。

 多くの逸品に囲まれて、心穏やかな気分になった。



<感想>

 若き日は身近な施設でありながら、今日まで中に入ることがなかった当館、今回の企画は規模は大きくはないが明治150年の今年に相応しい素晴らしいものだった。最近は多くの展覧会で制限つきで許されているが、本展覧会でも展示の写真撮影が許された。撮影できた作品数は国内ではこれまでの最高かもしれない(しかし、あまり綺麗に写せなかったのでアップする写真は限定した)。

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 展覧会は非常に満足のいくものだったが、同時に要望も覚えた。一つは開催者へ、展示目録の作品名には展示作品と同じ番号をふっていただきたい(当日自分で書き込んだが老眼の身にはしんどい)。もう一つは本ブログの環境について、自分は概ね満足しているが、動画を貼り付けられるようにしてほしい。今後展覧会で作品が撮影できる機会が増えれば、スライドショーをアップしたい。

 なお、関連サイトで確認したが、近い将来に当館の多くの作品と機能が金沢に移転するとのこと、寂しい気もするが、移転前に再び展覧会が開催されるなら足を運び、金沢での再会に夢を託したい。


by nene_rui-morana | 2018-11-06 19:59 | 明治維新150年関係 | Comments(0)