2020年 09月 15日
竹内誠先生 ご逝去
東京学芸大学で教鞭をとられ、門下からは大石学先生ほか多くの研究者を輩出しました。
江戸東京博物館の初代館長・児玉幸多先生が退官された後に二代目館長に就任、徳川林政史研究所所長もつとめられました。
地元の公立図書館には半世紀以上前に執筆された著作をはじめ、竹内先生の著書・編集書が多数配架されています。
大河ドラマ「元禄繚乱」ほかの時代考証も手掛けられました。
テレビ番組にも数多く出演され、最もお茶の間に親しまれている歴史学者のおひとりでした。
一度だけお目にかかり、講演を拝聴する機会がありました。
少し前に入院されたとのことでしたが、全く感じさせず、2時間以上を立ったままで熱く語られました。
再び講演会に参加することを、またテレビでお目にかかることを、心待ちにしていましたが、叶わぬ夢となりました。
新型コロナで苦しい日々が続く中、歴史好きの自分にとっては、3月の山本博文先生に続き、かけがえのない先生との永別となり、寂しさで胸がはりさけそうです。
先生が旅立たれた9月6日は、自分にとっては忘れられない日です。今後は毎年、この日がめぐってくる度に、先生を回顧することになるでしょう。
いただいたサインは終生、宝物として大切にしていきます。
これからも先生の著作を読みながら、歴史に向き合っていきたいと思います。
つつしんで、ご冥福をお祈りします。
by nene_rui-morana
| 2020-09-15 20:30
| 歴史
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