鈴木其一  | 江戸琳派の旗手 ③ -2

 開催を知った時の決意通り、2016年10月26日(木)に表記展覧会への3度目の訪問を果たした。

 この日も、夢の其一ワールドに酔いしれた。

※作品名後()内は所蔵元、書いていないものは個人蔵です。



 【蓮に蛙図】(メトロポリタン美術館フィッシュバイン・ベンダーコレクション)、【源三位頼政図】、【癸巳西遊日記】(京都大学附属図書館谷村文庫)、【十二カ月花鳥図扇面】(ファインバーグ・コレクション)、【水辺蘆鴨図】、【初荷入船図】(細見美術館)、等々、今回も魅了された作品は数知れない。

 【文政三年諸家寄合描図】(メトロポリタン美術館パッカードコレクション)は自分の中で最高ランクの美術作品となりそうである。


 描表装は其一作品の大きな魅力の一つ、今回も思う存分満喫させていただいた。

 【桜花返咲図扇面】(細見美術館)は、清楚な桜と鮮やかな朱色の虫食い紅葉とのコラボが、実に心憎い。

 【業平東下り図】(遠山美術館)は現代的な描写の富士山が印象深い。


長男・守一の作品が堪能できたのも、本展覧会の大きな喜びだった。

 【石橋・牡丹図】、【秋草に鶉水月図】、父と同じモティーフの【業平東下り図】(細見美術館)、等々、彼の作品も実に素晴らしい。

 【月に秋草図】(岡田美術館)は其一との夢の親子コラボ作品、守一が描いた秋草と描表装は実に味わい深い。


 【白椿に楽茶碗花鋏図】は以前に他の展覧会で3つのモティーフの絶妙の配置に感嘆した記憶がある。所蔵する細見美術館は、京都を訪れた際に前を通ったが未だ訪問は果たしていない。いつになるのか到底分からないが、再び京都を訪れる日があったら、承天閣美術館とあわせて展覧会を鑑賞したい。

 【四季花鳥図屏風】も私好みの作品、本展覧会からしばらくして、所蔵する東京黎明アートルームに足を運んで再会を果たした(記事はいつかアップします、冷汗)。



 本展覧会は、近年とみに其一に魅せられ、大ファンの階段を昇りつめている(?)自分にとっては、心躍る待望の企画だった。予想にたがわぬ素晴らしい作品が目白押しで、月並みながら自分の拙い文章では表現できない。

 見学から長い日数が経過してしまったが、本稿をまとめるにあたって購入した図録を見直して、本展覧会と其一作品の素晴らしさを再確認した。この図録は今後の自分の座右の銘となるだろう。

 今後これだけの其一作品が一堂に介することはおそらくないと思うので、その点でも大変貴重な機会をものにできて、とても嬉しく思っている。各作品と個別に再会する日を切望してやまない。

 なお、感動を共有できる知人と共に鑑賞したのだが、2回目か3回目か思い出せない。

 


[PR]
by nene_rui-morana | 2018-04-16 13:48 | 展覧会・美術展(日本編) | Comments(0)