マグリット展

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 ルネ・マグリットに関しては、名前を知っている程度で正直それほど関心はなかった。恥ずかしながら、ベルギー出身であることも今回初めて知った。本展覧会だけなら、多忙な折、多分行かなかっただろう。

 しかし同じ会場のルーヴル美術館展と会期が重なり、関連テレビ番組で少々興味もそそられたので、日程を調整して同日に見ることにした。

 ※ 時間も経過し、細かい部分は記憶違いもあると思いますがご了承下さい。順不同に記載します。

 5月27日、ルーヴル美術館展を見た後、上階に上がって会場に入る。

 最初に目に入った【風景】【女たち】【心臓の代わりに薔薇を持つ女】は、パウル・クレーや私が好きなワシリー・カンディンスキーとの共通点を感じた。

 挿絵やリトグラフ作品も展示されていたが、このジャンルは個人的には好きである。

次々と目に入ってくる、シュルレアリスム作品に囲まれて、気持ちは高揚した。

 【困難な航海】は、室内の描写と共に窓外の嵐に注目させられた。

 前衛的な【喜劇の精神】は注目した作品の一つ、対して空や雲・海などの風景はリアルでこちらも印象に残る。

 サベナ・ベルギー航空のトレードマーク【空の鳥】は、やはり強いインパクトを受ける。

 【ジロン家の肖像】と【ヨーゼフ・ファン・デル・エルスト男爵と娘の肖像】は、タイトルのとおり注文主を描いたもの、しかしこういう描き方をするところに彼の精神性が感じられる。


 大作【自由の入口で】はマグリットが描いたのモチーフを集約したような作品、ネットで調べたら、多くの方が自分と同じ感想を持たれているようだった。

 【不思議の国のアリス】は印象派の影響が感じられた。


 個人的には、【野の鍵】【美しい言葉】などに好感を覚えた。

 だまし絵的な【白紙委任状】は本展覧会で最も気に入った作品、2点出展され、所蔵はワシントン・ナショナル・ギャラリーと宮崎県立美術館だった。

 【言葉とイメージ】【光の帝国Ⅱ】と並んで、お気に入りの作品となりそうだと感じた。

f0148563_21240854.jpg 本展覧会の内容は予想以上に見応えがあり、心に残った作品も多かった。マグリットの作品は、以後のアートやデザインに多大な影響を与えたことを文字通り体感した。できればもっと時間をかけてゆっくり鑑賞したかった。

 しかし、冷房が効いた会場内がかなり寒くて自身の限界に達してしまい、本日二つ目の鑑賞に加えて前日まで蓄積された疲れもあり、名残惜しかったが一通り見て会場をあとにした。 

 マグリットという芸術家を認知し、あまり時間はかけられなかったが多くの作品を一度に見られたのは、貴重な機会だった。今後よく勉強して、次回彼の作品を見る時はより深い鑑賞が出来るようにしたいと思う。



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by nene_rui-morana | 2015-10-27 21:27 | 展覧会・美術展(西洋編) | Comments(0)

趣味の史跡巡り、美術展鑑賞などで得た感激・思い出を形にして残すために、本ブログを立ち上げました。心に残る過去の旅行記や美術展見学記なども、逐次アップしていきたいと思います。


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