2009年 12月 16日
六義園
スタンプを押し、染井門から園内を半時計周りに歩いていったが、こちらでも見事な紅葉に圧倒された。
ここを訪れるのは今回が二度目、前回はやはり旧古河庭園とセットでバラの季節だった。この日は園内で夜間のライトアップがされるので、それを見るために夕方に訪れた。前回とは廻ったルートや季節、時刻が全く違ったせいか、同じ場所とは思えなかった。ここでも土地の起伏を利用した庭造りがなされ、山奥を歩いているような印象さえ受けて、東京とは思えなかった。
紅葉は見頃を迎えていて、思う存分堪能できた。
池の表情も実に魅力的で、池沿いに歩いて渡月橋までほぼ一周した。ここでも、水鳥の姿に心癒された。大名庭園は文字通り、鳥にとっての楽園だろう。
吹上茶屋付近に戻り、そこのベンチに座って日没を待った。本日は晴天で気温も高くラッキーだった。午後4時半を過ぎるとライトが灯り始める。ライトアップされた紅葉や池も幻想的な魅力があった。全くの偶然だが、本日は満月で夜の景観の美しさは格別、本当にラッキーだった。
今年見た複数箇所の紅葉の中では、ここが最も素晴らしかったように思う。しかし、訪れた時刻が夕刻だったので光が弱いためなのか、自分の技術と安いデジカメでは良い写真が残せなかった。いいスポットやアングルに恵まれたのにカメラに残っているのはどれもピンぼけ・ブレブレで、ガッカリした。最近とみに一眼レフカメラに挑戦したいという気持ちが強まっているが、機械オンチなので最低限の技術や知識をマスターする自信もなく、体力・筋力の低下が著しいので重いカメラや三脚を担いで出かける勇気もない。
それだけにこの日、自分の両親より年長と思われる女性が三脚に一眼レフカメラを固定して日没後の庭園を撮影している姿を眼にした時は、大きな感動を味わった。人生の大先輩の前向きな姿勢を直に見られたことは、自分にとっては目前に広がる素晴らしい景観と同じくらい大きな意味があった。今後の人生で、この方の何十分の一ほどでも意欲を持つように努力していきたいと思った。
来年の紅葉シーズンまでには少し腕を磨いて、もっと良い写真が撮れるようにしたい。
園を出た頃は、さすがに三箇所を廻った後だけに足が棒になり、相当疲れていた。駅前のファミレスで休憩を兼ねて夕食をとった後に、家路についた。
by nene_rui-morana
| 2009-12-16 19:44
| 紅葉めぐりスタンプラリー
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