![]() by nene_rui-morana カテゴリ
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日本語研究の重鎮、大野晋先生が14日未明、逝去されました。享年88年。
先生のお名前を初めて知ったのは高校の現代国語の教科書で、ほどなく当時の「新潮文庫の100冊」に入っていた【日本語の年輪】を読みました。タミル語と日本語を同系列とする論考で物議をかもし出し、学会の異端児とも呼ばれていたと知ったのはずっと後のことです。 講義は2度ほど聴講する機会がありました。国語学の講義は大学院卒の方でも難解なのではと思われるほど難しく、自分の知的レベルの低さを痛感させられました。一方で知人に勧められて聴講した「万葉集」の講義では、優雅で情緒あふれる解説、自慢のノドから繰り出される見事な節回しで詠まれる歌謡に、しばし陶酔した記憶があります。 昔の仕事の関係でごくわずかですがお話する機会がありましたが、当時70代半ばとは思えないほどお元気で明朗かつ颯爽とされていました。最近も著作がベストセラーになり、偶然見たテレビ番組では相変わらずお元気で、老いや病は大野先生とは無縁なのではとさえ思っていました。 大野先生の業績は、間違いなく日本の歴史に末永く刻まれることでしょう。天国にいかれたら、回想録で触れられていた東大の恩師・橋本進吉先生と数十年ぶりに議論を交えられるのかもしれません。 若き日に大野先生から学んだことを大切に、今後も自分なりに、自己研鑽につとめていきたいと思います。 つつしんで、ご冥福をお祈りいたします。
本日6月19日は、太宰治の命日「桜桃忌」、墓所のある三鷹の禅林寺には、没後60年目にあたる今年も多くのファンが集まったとのことです。
私は熱烈な太宰ファンではありませんが、「斜陽」はとても好きで若い頃はよく読んでいました。他に読んだのは「人間失格」と短編数編、「走れメロス」や「富嶽百景」の一説は国語の教科書にのっていました。 昨年天寿を全うした祖父は、太宰と同じ明治42年の生まれで、学生時代は教科書に掲載されている太宰の写真を見ながら「おじいちゃんにもこんなに若い時代があったんだな」などと当たり前のことを思ったりしました。 正直、太宰の生き方は彼の存在を知った若い頃は理解できませんでしたが、今あらためて見直してみると、いろいろ感じるものがあります。彼の人生と作品について書かれた本を、彼が生きた時代と重ねあわせて、今一度熟読してみたい気持ちになりました。 なお、私は有名人のお墓めぐりがけっこう好きで、旅先ではその地ゆかりの人物の墓所を必ずお参りします。歴史の一部となっている人が手の届く位置で眠っていると思うと、墓前で手をあわせながら、やはり神妙な心持になります。 いつか機会があれば、禅林寺の太宰の墓所にもぜひお参りしようと思います。 < 前のページ次のページ >
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